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CASE.4
依頼の背景・課題
製造業・飲食業・不動産賃貸業の3つの事業を経営していたTさん。
高齢となり、事業承継を意識しはじめたことから、「一部は残し、一部は売却したい」と考えるようになりました。
ただ、どの事業をどのタイミングで、誰に依頼すべきかが整理できず、各仲介会社からも異なる提案が寄せられ、判断が難しい状況に。
そんな中、顧問税理士から「交通整理から始めてくれる専門家がいる」と紹介を受け、
ミツカルへご相談いただきました。
論点
課題は"売却のやり方"ではなく、"全体設計と優先順位"でした。
重要なポイント
・一括売却か個別売却か:価格・スピード・分断リスクの比較。
・売却の優先順位と進行管理:DD/引継ぎが重複しない工程設計。
・仲介会社の使い分け:得意分野(業種/規模/地域)に合わせた最適配置。
・希望条件の反映:手残り・スピード・雇用維持をどうトレードオフするか。
Tさんに必要だったのは、
"3本のレーンを同時に走らせながら、衝突させない"マルチ案件の管制塔でした。
提供サービス
ミツカルは、複数事業を展開するTさんの状況を整理し、
「どの事業を残し、どの事業を売却するか」を明確にするところから支援を開始しました。
支援内容
・事業価値の整理:各事業の財務状況・収益性・資産価値を分析し、「売却対象」と「残す対象」を明確化。
・パートナー選定支援:それぞれの事業特性に合わせ、仲介会社・FA・不動産専門会社などの候補をリスト化。
・実行プランの策定:Tさんの希望条件(価格よりスピード重視/雇用維持優先/不動産は手残り最大化)を反映し、現実的な実行計画を設計。
・仲介会社との調整:面談に同席し、担当者任せにならないよう案件進行を管理し、適切な指示出しを実施。
・PMI支援:各事業で30日間のガントチャートを作成し、買い手へ提示。引継ぎ期間の短縮を実現。
結果
製造業は専門仲介会社を通じ、同業オーナー企業へ売却しました。
飲食業は事業規模を踏まえ、大手飲料メーカーの店舗譲渡マッチングサービスを活用。
不動産賃貸業は仲介を介さず、地元の不動産会社へ直接売却しました。
デューデリジェンス(DD)や引継ぎの時期が重複しないようスケジュールをコントロールし、
Tさんの負担を最小限に抑えることができました。
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