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CASE.9
依頼の背景・課題
小売業を営むTさん。毎年安定して利益を出していたものの、
節税スキームが十分に整っておらず、手元資金が思うように残らない状況にありました。
将来の事業承継や売却を見据えるなかで、
「このままでは税金に資金を吸い取られるだけではないか」という不安を感じていたといいます。
そんな折、顧問税理士からの紹介を通じて、
“経営者のライフプランまで含めた税務戦略を立ててくれる専門家”としてご相談いただきました。
論点
課題は「節税テクニック」そのものではなく、
“税金と経営、そして人生全体のバランス設計”にありました。
重要なポイント
・節税と資金効率:単年度の節税に偏らず、中長期の資金繰りを最適化。
・承継・売却を見据えた税務設計:株価評価を下げ、将来の税負担を軽減。
・役員報酬・退職金の設計:税制優遇を活かし、個人資産形成を両立。
・出口戦略の整合性:M&Aや事業承継時に不利にならない構造を維持。
Tさんに必要だったのは、"節税のための経営"ではなく、"経営のための税戦略"でした。
提供サービス
ミツカルは、Tさんの“税務を経営の武器に変える”ことをテーマに、
財務・税務の両面からキャッシュ最適化と将来の備えを支援しました。
支援内容
・財務・税務分析:不要な納税が発生している箇所を特定し、資金の流れを可視化。
・役員報酬と退職金スキーム:報酬体系を再設計し、税制優遇を活かしてキャッシュアウトを抑制。
・株価調整と税負担軽減:将来のM&Aを視野に入れ、評価額を最適化
・資金バランス設計:法人と個人の資金を整理し、「今」と「将来」で必要な資金の見通しを設計。
結果
年間の税負担を抑えることで、手元資金は年間約1,200万円増加しました。
税金に追われる経営から脱し、
将来の事業承継や売却を見据えた資産形成の基盤を築いています。
老後の生活にもゆとりが生まれ、
“利益が残る”経営体質へと着実にシフトしています。
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